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富山県を中心に北陸をこっそり応援するブログ。

第63回北日本新聞納涼花火と慰霊祭

8月1日、富山市の中心部を流れる神通川河川敷にて、富山県で最大規模の花火大会「第63回北日本新聞納涼花火」が行われました。毎年、曜日に関係無くこの日に行っています。今年は雨のため開催が危ぶまれましたが、夕方以降から天候が回復し、見事な花火が打ち上がりました。

主催の北日本新聞社ホームページにて、イベントの様子が記事になってます。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090802/24489.html


この花火大会は、富山大空襲慰霊の意味もこめて行われてます。1945年8月2日にアメリカ軍が大量の焼夷弾を投下し、多数の犠牲者を出しました。Wikipediaには「広島、長崎への原子爆弾投下を除く地方都市への空襲としては最も被害が大きかった。」と記載されてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E8%A5%B2

花火大会の会場近くには富山県護国神社があり、この日も戦没者慰霊の祈祷が行われてました。万灯みたた祭が1〜2日行われ、行灯並ぶ風景は美しくも物悲しい雰囲気でした。


私事ですが、自分の祖父も第二次世界大戦に出兵しており、生前よくその話を聞きました。ただ、必ず最後には「戦争はいけない、絶対にしてはいけない。」と繰り返し、つぶやくように語りました。

本来は純粋に平和を願うべき思想に対して、今は金銭や利得の絡んだ話が多くなり、異常に偏向ある報道が行われたり、反発して極論を当たり前のように語る流れなどがあり、複雑な気持ちにさせられます。

第九条とか、自衛隊とか、正義とか悪とか、被害者加害者とか関係無く、「戦争はいけない、絶対にしてはいけない。」…打ち上がる美しい花火を見上げては、祖父の言葉を思い出し、改めて語り継いでいこうと思います。