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立山連峰からの日の出特集

めったに晴れない富山の冬に、それでも珍しく晴れた日を見計らって立山連峰からの日の出を美しく撮れる場所を追い求めてたら、結構な枚数となったのでまとめてみました。

 

富山県高岡市 雨晴海岸

雨晴海岸

2021年撮影 8K画質

 

定番中の定番、雨晴海岸から眺める立山連峰の日の出。しかしながら撮影に行った方は写真見て気づくと思いますが、これほどまでに濃い気嵐は滅多にありません。撮影当日は氷点下7度、庄川河口付近は濃霧発生、ほぼ無風、ほぼ満潮という好条件がかなり重なった事で特に美しい日の出となりました。

 

わりとよくある日の出はこんな感じ。とはいえ滅多に晴れないのでこれでも貴重ではありますが。

2015年撮影 4K画質

2013年撮影 2K画質


  

 

氷見市 比美乃江公園

比美乃江公園

 

比美乃江公園から眺める日の出は、雨晴海岸より水平線が長いので、濃いめの気嵐を撮しやすいのがポイント。タイミングが合えば気嵐の中を進む漁船を撮すことも出来るので、とても幻想的な雰囲気を見ること出来ます。

 

射水市 海王丸パーク

海王丸パーク


海の貴婦人、海王丸新湊大橋を合わせて撮すことが出来る日の出スポット。望遠レンズを使って海王丸の先に劔岳をズバッと切り抜くも良し、広角レンズ使って空間を切り取るも良し。構図にどれだけでもこだわれます。

 

富山市婦中町) 安田城跡

安田城跡

今回紹介する中では一番地味な印象。お堀に朝日が反射してもっと印象的になるかなと思ったのですが、そんなに強い雰囲気にはならず。他と比べると何か足りないな…という消化不良感あり。けどお蔵入りは勿体ないのでここでせっかくなので掲載。

 

富山市婦中町) ハクチョウ

ハクチョウ

富山でハクチョウの越冬地というと田尻池が有名ですが、最近はカモが多すぎるせいか他へお出かけする事が多くなりました。この年はたまたま水を張った婦中町の田んぼにハクチョウが飛来。日の出とハクチョウという良い雰囲気を撮すこと出来ました。

 

ただ翌週に行ったら水が抜かれ、ハクチョウは全て別の所へと移ってしまいました。ちょっと寂しいけど、水田を管理する人の気持ちも解らなくも無く。見る分には美しいけど、夜中も鳴き声が意外にうるさかったりします。

 

高岡市 伏木万葉ふ頭

伏木万葉ふ頭


新湊大橋と、新湊火力発電所煙突がアクセントになるポイント。ここでもそれなりに気嵐が発生してくれる時あるので、良い感じに撮せます。

劔岳が写ってなきゃ立山連峰とは言わない!」とか「劔岳以外ワカランからとにかく劔岳が入る構図じゃ無いとヤダ!」という人には向かない場所ですが、山新港のシルエットが良い感じに見えるので、これはこれで良いのではと思います。

 

富山市 呉羽山

呉羽山


呉羽山展望台より少し北側にある北陸新幹線の撮影スポットから撮した日の出風景。この撮影日前日まで降雪があったことで町全体が白くなり、良い雪景色になりました。

日の出の瞬間と新幹線の通過も重なってくれてとても印象的な映像になり嬉しかったです。タイミングも景色も良い時でしたが意外にこの日、撮影してたのは自分だけでした。

 

富山市 岩瀬運河

岩瀬運河


富岩運河の海近くにある岩瀬運河、そこを通るライトレールと日の出の風景。撮影当日、氷点下だったこともあり小さな運河でも気嵐が発生してくれて良い雰囲気を撮せました。

右奥の建物は富山競輪場の施設。如何に写真や映像の中で、気にならないように撮すか悩みながら構図を選びました。

 

南砺市 医王山(いおうぜん)国見フュッテ

医王山

正確には立山連峰からの日の出ではなく、赤祖父山の峰からの日の出。けど横構図の写真では奥に立山連峰が見えてるのと、紹介する機会がなかなか無いのでこの機会に記載。

照らされてゆく砺波平野の雰囲気がとても美しく、それぞれの家から立ち登り始める煙に、一日の始まりや生活を実感することができたのがとても印象的でした。

この写真は秋に撮影。国見フュッテは降雪すると車では行けなくなります。冬に同じような写真撮りたい場合はスキー場イオックスアローザのリフトを使うことで出来そうです。

 

富山市 富山空港

富山空港


動画では上記総集編0:25時点ちらっと流れます。

自分の中では「奇跡の一枚」と思ってますが、SNS評価はあまり芳しくなくて少し寂しい気持ち。

この日は滅多に晴れない富山で、立山連峰が綺麗に見える朝。便数のとても少ない富山空港なので、狙えるのはこの一回のみ。この位置でカメラを構えたものの、ほぼ無風だったのでどちらに向かって離陸するかわからない状態。さらに離陸のタイミングはその時の操縦する人次第なので、この写真のようにすぐ急上昇する機体もあれば、ギリギリまで低空飛行な機体もあり。かなり運次第なポイント設定でした。

薬師岳からの日の出瞬間はとてもギリギリで、飛行機が滑走路を走行してる間もまだ日の出にならず、「離陸後に日の出かな…」となかば諦めてたところ、離陸直前でようやく太陽が顔を出し、その30秒後ほどに航空機が離陸しました。

日の出の場所と時間、離陸の方向、角度、全てがバッチリ狙ったとおりの構図で撮れて自分の中では最高の一枚となりました。とても奇跡的な瞬間が撮れたと思う割に、他者評価が今ひとつなので、ここで精一杯自慢させて貰いました。

 

こんな感じで撮り続けた立山連峰の日の出風景。他にも多数、多箇所で撮影はしてますが、微妙な失敗感があるので割愛。まだまだ多彩な表現できると思うので、これからも機会見て立山連峰は撮し続けようと思います。