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富山県を中心に北陸をこっそり応援するブログ。

第65回北日本新聞納涼花火と慰霊祭

今年も富山市の空に、大きな花火が打ち上がりました。

この花火大会は富山大空襲慰霊の意味もこめて行われてます。1945年8月1日にアメリカ軍が大量の焼夷弾を投下し、多数の犠牲者を出しました。会場すぐ近くの護国神社では戦没者慰霊祭も行われてました。

花火大会の前には、ここ護国神社で富山大空襲の日にあった出来事が語られたり、慰霊の舞が披露されてました。空襲によって亡くなった方の遺体は遠く氷見の海岸まで流れ着いた話など、平和のありがたさが薄れてきている今だからこそ皆に知って欲しい話でした。毎年行われているようなので、富山の花火大会を見に来られる方は少し早く会場に向かい、護国神社で富山大空襲の体験談を聞いてみることをお薦めします。

そして去年も書いてますが、今年もこの文を引用しておきます。

(引用)-------
私事ですが、自分の祖父も第二次世界大戦に出兵しており、生前よくその話を聞きました。ただ、必ず最後には「戦争はいけない、絶対にしてはいけない。」と繰り返し、つぶやくように語りました。

本来は純粋に平和を願うべき思想に対して、今は金銭や利得の絡んだ話が多くなり、異常に偏向ある報道が行われたり、反発して極論を当たり前のように語る流れなどがあり、複雑な気持ちにさせられます。

第九条とか、自衛隊とか、正義とか悪とか、被害者加害者とか関係無く、「戦争はいけない、絶対にしてはいけない。」…打ち上がる美しい花火を見上げては、祖父の言葉を思い出し、改めて語り継いでいこうと思います。

              • (引用終わり)


花火大会はいつもカメラを担いで、いろいろなアングルから撮影を試みるのですが、今回はここ護国神社からのみ眺めました。

日本全国いろいろなことが起きて、海外と日本を取り巻く状勢も変わってきたりと、考えることの多い日々ですが、今年もこの富山の地は穏やかに花火を眺めることができたことを有り難く思います。

そして現在、苦労を強いられている地域の方々も、早い復興と平穏な日々が訪れることを祈りました。どうか安定した日本が再び来ることを願ってます。