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気嵐に包まれた冬の雨晴海岸、富山湾越しの立山連峰と日の出

https://youtu.be/OpRmD-0t6pg


[富山] 高岡市 雨晴海岸 [EOS R5 UHD 8K 顔声曲無] - Sunrise of Tateyama seen from the Amabarashi coast

 

ここ最近の中では、めったに見ることのない気嵐が発生しました。

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富山県高岡市雨晴(あまばらし)。

1187年、源 義経一行が山伏姿に身をかわし、奥州平泉へ落ち延びる中、弁慶の持ち上げた岩の陰で、にわか雨の晴れるのを待ったという伝説が「雨晴」という地名の由来とされています。

 

自身はかれこれ10回以上、ここに立ち寄り何回も撮影していますが、今回は際だって美しい気嵐が発生しました。こんなにも濃く美しい気嵐の発生した雨晴海岸を見ることできたのは、10年ぶりくらいです。

今回はそんな特に美しい瞬間を、写真はCanon EOS Rで、動画はCanon EOS R5によるUHD8K画質で撮影をしました。

 

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日の出時刻1位時間半前くらいの風景。自身は4時ぐらいに現地到着。まだ星の見える時間からカメラを設置し構えていました。この時点ですでにカメラマンが20名近くいます。

 

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写真左側の島が女岩、雨晴海岸を象徴する岩。右側にシルエットで見える木の下が義経岩。雨晴の地名由来となった場所です。

 

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JR氷見線、列車のシルエット。義経岩の近くにもカメラマンの列。こちらは広角レンズや標準レンズで、女岩と日の出を撮る場合はここが最適位置となります。

自身は望遠レンズを使用。その場合は自分の立ち位置がちょうど良い位置になったりします。

 

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写真では少し波がたっているように見えますが、冬の富山湾にしては穏やかな状態でした。気温は氷点下5度、満潮近く、ほぼ無風で気嵐の発生条件は十分。すでに日の出前から気嵐や霧が出てるので期待大。あとは日の出後に温められた海面からの蒸気で、どのように見えるか…です。

 

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日が昇り、一気に黄金色の空間が広がります。3,000m級の山から出るため、気象庁が発表している水平線上の日の出時刻よりも15分近く遅い日の出になります。今回は立山連峰最高峰の大汝山(おおなんじやま、標高3,015m)辺りからの御来光。

 

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冬の貴重な晴れ間、気嵐が発生する日の出は度々ありますが、これほどまでに濃く、美しい気嵐が発生した雨晴海岸は約10年ぶりに見ました。最高の瞬間を見ることができて、ただひたすらシャッターを押し続けました。

 

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日の出から約30分、このくらいの時間になると立ち去るカメラマンが多くなりますが、自分は少しでも素敵な空間を目に焼き付けておきたいと思い、かなり長い時間、寒い中で立ち続けました。

 

絶景は、昼になっても続いてました。

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よく観光パンフレットなどで登場する定番の風景。近くにある道の駅・雨晴の駐車場はずっと満車状態が続いてました。

 

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ここに来たからには撮っておきたい、女岩と剱岳の構図。でも自身はつい、雄山も入れたくなります。

 

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こんな最高の状態で見ることができた雨晴海岸の風景。今回、UHD 8K画質で撮影できたのは本当に幸運でした。ぜひその臨場感を、現地の音のみの動画でも見てもらえればと思います。

 

https://youtu.be/OpRmD-0t6pg


[富山] 高岡市 雨晴海岸 [EOS R5 UHD 8K 顔声曲無] - Sunrise of Tateyama seen from the Amabarashi coast

 

 

 

あとはおまけ。

帰宅前に立ち寄った、呉羽山から眺めた富山市街地、北陸新幹線立山連峰の写真。

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定番の構図ですが、今回は数日前の大雪で家々の屋根や田園に積雪があり、冬らしさがよりいっそう感じられる状態で写すことができました。