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「泣かせる空に会いたい」舞台モデル探訪

いよいよ、富山観光アニメプロジェクトの中で一番たどり着くのが難しい、「泣かせる空に会いたい」の舞台モデルを撮影してきました。しかも、P.A.Worksパートの作中と同じく、雄山の日の出を撮してきました。

まだ富山観光アニメプロジェクトを見られてないという方は、下記リンクからどうぞご覧ください。30分程度ですべて見終わります。
http://www.bbt.co.jp/cooltoyama/

ではさっそく、P.A.Worksのパート「立山の恋人編」から。

夜明け前の風景として書かれてた部分に関しては、現地だと全く明かりが無く、撮影困難なため太陽が昇ってから撮しました。
雄山で日の出を見たい場合は、一ノ越山荘に泊まるか、室堂周辺の宿泊施設に泊まり、夜中に出発することになります。自分はみくりが池温泉に泊まり、午前2時半出発しました。

雄山へ登る際に一番の難所は、一ノ越からの急坂。浮き石ばかりでとても危険な坂です。最近も転落して骨折したという重傷者の情報がありました。夜に歩く際は、ヘッドライト必須。また、急激に高地へ向かう事になるので、絶対に急がず、ゆっくり歩いた方が良いです。自分は5分歩いたら、5分休むという風に決めて登りました。
歩行時間の目安は、室堂〜一ノ越間1時間半、一ノ越〜雄山山頂1時間半とみると良いでしょう。

山頂近くには社務所があり、ここで祈祷料を払って、雄山山頂にて祈祷してもらうことができます。注意点としては、天気予報を確認する場合、富山県ではなく長野県もチェックした方が良いです。太陽登る方向が長野県側なので。

日本三大霊山を表す石碑。三大霊山は富士山、立山、白山と言われてます。

誰もが魅入られる日の出風景。自分が寄った際には少し雲が多めでしたが、それでも美しい風景でした。

最後の1カットは、社務所の祈祷料払う所の前です。

この雄大さを目の当たりにすると、世の中の出来事全てちっぽけに思えてきます。それぐらいに壮大な風景。なかなか気軽に見る事はできませんが、昼でも良いので登山にチャレンジし、この風景は見て欲しいところです。


では、次にThe BERICHのパート「LOVE MOUNTAIN TOYAMA」から。
ただし、山頂では日の出の風景に見惚れてしまい、あまりアニメで使われた構図とか気にせず撮ってしまいました。「立山の恋人編」で紹介した写真と同じのもありますが、ご了承ください。

まず、立山黒部アルペンルートの入り口、立山駅。ここでケーブルカー乗る事になりますが、割とツアー客が優先されます。一般登山者が乗ろうとすると、4時間待ちとか当たり前にありますので注意。ツアー客が押し寄せる午前8時前に来たり、麓のアルペン村や富山駅から室堂への直通バスなど使うと良いでしょう。

大きい貨車を連結した立山ケーブルカー

混雑時には臨時便が出ます。この写真は4月撮影。

美女平駅にて、高原バスに乗り換え。称名滝や弥陀ヶ原高原を見たい場合は左側の座席、美しい山々など眺めたい場合は右側の座席に座ると良いでしょう。もっとも、混雑時にはとても場所は選べませんが。だいたい、1時間半ほどの乗車になります。

雪の大谷が見る事できるのは、4月下旬の全線開通後から、5月下旬くらいまで。5月上旬までは、徒歩で雪の大谷を見る事ができる企画が行われてます。それ以降も雪の壁は見る事できますが、あまり迫力無くなります。この写真も4月下旬に撮影したものです。

室堂山や浄土山への登山道から見る室堂ターミナル。立山登山の入り口となっており、ホテルやレストラン、トイレなども併設されてます。雷鳥に会いたい場合、併設の自然保護センター3階で目撃情報がまとめられてますので、立ち寄ると良いでしょう。また、目撃したらこちらに情報寄せると、記念ステッカーが貰えます。

室堂から徒歩5分程の所にある、みくりが池。火山によってできた、魚の住んでいない透明度ある池です。立山を代表する見所の一つです。近くには地獄谷からお湯を引いたみくりが池温泉もあります。

アニメ作中では雄山山頂へアッサリ登ってますが、それなりの登山装備が必要です。軽装では凍え死にますので注意。室堂からの時間はおおよそ片道2〜3時間見た方が良いでしょう。

山頂ではお静かに。あと当然ですが泊まれません。

室堂ターミナルから地下トロリーバスを使い、大観望駅へ行くとロープウェイがあります。全国でも珍しい、支柱が一本もないロープウェイです。かなりの迫力。
ロープウェイで黒部平駅に行き、そこから地下ロープウェイを乗り継ぐと、黒部ダムへと辿り着きます。

紅白で中島みゆきが熱唱したり、映画ホワイトアウト織田裕二が堰堤から飛び降りてたり…と、いろいろ話題の場になりやすい所です。アーチ式としては国内最大の大きさを誇ります。この迫力は是非とも実際に見て頂きたい所です。黒部ダムだけ見たい場合は、長野側から入ると楽かと。

展望台の上り下りが大変ですが、いろいろな高さから眺める事ができます。時間に余裕もって訪れず事をおすすめします。


以上で「泣かせる空に会いたい」の舞台モデル探訪レポートは終了です。他の場所と比べて、訪れるのが大変な場所ですが、間違いなく心に残る風景が広がっています。雄山登頂は難しいと思いますが、黒部ダムや室堂周辺散策、みくりが池から眺める立山連峰の景色はとてもお勧めです。是非とも富山へ観光の際、立ち寄って頂ければと思います。


これで富山観光アニメプロジェクトの舞台モデルは制覇しました。この写真を見て、またアニメを見て、再び楽しんで頂ければ幸いです。