こっそり支援

富山県を中心に北陸をこっそり応援するブログ。

夏の立山黒部アルペンルート

絶景を求めて3日間、立山黒部アルペンルートの撮影に行ってきました。

・弥陀ヶ原高原

横サイズ http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20140723204825

普段、どうしても時間的制約が多くてじっくり見てまわったり、撮影に時間を割ききれない印象のある立山黒部アルペンルート。今回、7/15と、7/22〜23、時間をかけて撮影にまわりました。普段、撮すことのできない風景をいくつか見ることができたので掲載。天気が写真によってまちまちになりますが、それぞれの日を織り交ぜて一気に載せているため、ご了承ください。


掲載写真のサイズは全て、横サイズ1920×1280、縦サイズ1280×1920です。


・みくりが池から眺める立山連峰(7/15)

横サイズ http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20140723204756

・みくりが池から眺める立山連峰(7/23)

横サイズ http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20140723204819

1週間でも意外に雪の形が変わっていたりします。天気については晴れてることの方が少ない印象。


・ミドリガ池の雪渓

横サイズ http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20140723204759

ここからみくりが池にも流れ込んでいます。


剱岳と輸送ヘリ


・7月に咲く1日花、ニッコウキスゲ

高原に咲く花で、1日だけ咲いてます。


クルマユリ

もう少し後だと、もっと花びらが開いている様子


チングルマ

夏の高原を代表する花。一度踏まれると再生に10年近くかかるそうで、ほぼ木と同じ扱い。他の草花についても同様ですが、自然保護は大事です。


室堂平でみくりが池を周遊していると、雷鳥と出会えたりもしました。生まれたばかりの雛をつれてるため、普段より警戒心は強く撮影には苦労します。しかし、無理な接近や、遊歩道以外への立ち入りは絶対禁止。あくまで人は見られる範囲からの撮影になります。




この雛たちは、生まれてまだ2日程とのこと。


7/15は室堂周辺の散策のみで終わらせましたが、7/22〜23はみくりが池温泉で1泊予定いれたこともあり、時間に余裕を持って黒部ダムまで足を伸ばしました。


・全国で唯一、中間に支柱が1本も無いロープウェイ。


・全部が地下トンネルというケーブルカー。

こうして辿り着いた黒部ダム。意外と言っては変ですが、富山県民でも実際に見に行った人はあまり多くなかったりします。


横サイズ http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20140723204807


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展望台は大きく分けて3カ所。山々を一望できる最上階、谷底から堰堤までが見られる箇所、堰堤より低い位置から眺めることができる箇所・・・それぞれ見え方が変わるので、体力と時間に余裕あれば3カ所ともまわることをお勧めします。

こんな感じで設置されてる展望台もあります。高所恐怖症の方には厳しい場所かもしれません。


大町のゆるキャラが子供達の記念撮影してました。黒部ダムゆるキャラも誕生してるそうです。


少しわかりにくいところにある殉職者慰霊碑。


通常の観光で黒部ダムを訪れたのであれば、これだけ見てまわれば十分。
ただ、足腰丈夫で登山装備持っている人ならば、もう一つ変わったアングルから黒部ダムを見ることができます。


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旧日電歩道と言われる、昔の開発者が使った道を降りること約1時間、下からダム堰堤を眺めることができます。細い木枠の橋があり、その下を大量の水が流れていくためかなり怖い場所でもありますが、普段は見ることができない黒部ダムの雰囲気があります。

万人に勧めることはできませんが、見に行きたいようであれば黒部ダム駅の駅員さんに「ダムを下から眺めたいのですが?」と聞けば行き先を教えてくれます。ただし、そこで駅員さんから「あなたの靴や装備では行かない方が良い」と言われたら諦めましょう。無理な格好で行くと間違いなく怪我します。

あと、川底から堰堤まで戻るのに1〜2時間近くかかります。かなり時間に余裕ある人でないとお勧めできません。

堰堤からの風景だけでも十分すごさが感じられるので、無理せずとも楽しめます。



なお、2014年7月19日から9月30日まで、下側の展望台横にある倉庫内にて「黒部の物語」展をしています。NHKのドキュメンタリーみたいな20分番組が流れていたり、かなり詳細な黒部第四発電所の工事について展示されているのでおすすめです。

http://www.kurobe-dam.com/event_info/1407.html



もう一つ、立山黒部アルペンルートで1泊しないと撮せない写真を掲載。

みくりが池からながめた立山連峰の夜空。明かりがとても少ないので、星空がとても綺麗に見えます。数年前、この星空を見たときとても感激したのですが、当時の撮影レベルでは撮すことができず悔しい思いをしました。今回、ようやく美しい空を撮すことができて満足。
右中程から中央上寄りに見える少し明るい部分が、天の川になります。


星空撮影時、流れ星も見ることができました。中央窪地(雄山から一ノ越の間)に見える光の筋が、流れ星です。


何度行っても見飽きることの無い立山黒部アルペンルート、今回も良い風景を見て、撮すことができました。でもまだまだ撮したい風景が沢山ありますし、行ってみたい山々もあります。また良い風景撮れたら、こちらのブログなどで掲載していこうと思います。