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富山県を中心に北陸をこっそり応援するブログ。

「おおかみこどもの雨と雪」舞台モデル情報

■ 舞台探訪される方へのお願いと注意 ■

・現地探訪の際には、住民の迷惑にならぬよう、マナーを守り散策してください。舞台モデルとなった所には、個人住居や学校があります。無遠慮な撮影せぬよう気をつけてください。

・このブログに掲載の内容は、個人が推測で記載してます。公式情報ではありませんので、制作会社や自治体へのお問い合わせは行わないでください。

・推測により書いてますので、実際のモデルとは違う事もあります。あらかじめご了承ください。

・作品で描かれている風景等と現地との比較を目的として画像を引用しています。画像の著作権は全てそれぞれの権利者に帰属します。


時をかける少女」「サマーウォーズ」等有名作を手がけたアニメ映画監督、細田守さんの最新作「おおかみこどもの雨と雪」公開になりました。

この舞台モデルには気軽に探訪できない場所があります。自分が見た感覚で「探訪難易度」をを明記しましたので、訪れたい場合の参考にしてください。

★☆☆☆☆…探訪難易度1:車や公共交通機関で比較的楽にたどり着ける場所。ただし個別に注意事項あります。

★★☆☆☆…探訪難易度2:少し体力や運転技術が必要な場所です。数十分歩いたり、細い山道を運転する必要がある場合はこのランクにしてます。

★★★☆☆…探訪難易度3:探訪には自家用車で行けない場所です。ただ、このランクまでなら一般の方も見に行けます。

★★★★☆…探訪難易度4:探訪するためには危険箇所あり、技術等必要。とても気軽には見に行けない場所はこの表記にしてます。

★★★★★…探訪難易度5:健康体で体力・技術・装備必要。登山などしないと見に行けない場所になります。



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滑川市立田中小学校(探訪難易度:★☆☆☆☆)

木造2階建ての趣ある小学校校舎です。現在も使用されてますので、訪問や撮影の際には、生徒や保護者が不安を感じること無いよう、十分注意してください。特に生徒がいる校庭へカメラを向ける行為は厳禁です。



上市町東種の田園風景(探訪難易度:★☆☆☆☆)

細田守監督の出身地である種地区は、傾斜のある所に沢山の水田が作られ、作中の水田風景と似た雰囲気です。

この地域に関して、主要幹線道路は上市川第二ダム建設に伴う拡幅工事で走りやすいのですが、集落内の道はとても細く入り組んでいます。道幅はとても狭いので、幹線道路脇に車を停めて歩くことをお勧めします。


・悪城(あくしろ)の壁(探訪難易度:★☆☆☆☆)

称名滝へ向かう途中に見ることができる、長さ約2km、高さ約500mの一枚岩。長い年月をかけて称名滝が作り上げた絶景です。
春先は雪解け水などで、そのシーズンのみ流れる滝があります。映画の作中では、どうやらその時の様子をモデルにしたようです。

なお、冬期間は称名滝含めてこの辺り一帯は通行止めになります。見ることが出来るのは、通常ゴールデンウィークの少し前ぐらいから、紅葉の終わりとなる11月末頃まで。夏は称名滝へ涼を求めて混雑することありますので、渋滞に注意してください。また、夜間は安全が確認できないため通行可能時間は7月・8月は6:00〜19:00(それ以外の月は7:00〜18:00)になります。



称名滝駐車場(探訪難易度:★☆☆☆☆)

大型バスが数十台、普通乗用車も多数止めることが出来ます。平日の朝や夕方近くだとこの写真のように空いてますが、観光シーズンはもの凄く混雑します。
この写真を撮影したのは平日夕方4時頃。映画の作中に似た雰囲気は撮影できるのですが、近くのお土産物屋や喫茶店はもうこの時間なると閉じてるので、観光として来るには不向きな時間かもしれません。



称名滝(探訪難易度:★★☆☆☆)

こちらは落差日本一を誇る称名滝の上部。夏場でも圧倒的な水量が迫力の景観地です。
称名滝の駐車場から展望台までは距離があり、徒歩片道30分ほど。そこそこの勾配ある道を進むことになります。



・みくりが池から眺める立山連峰(探訪難易度:★★★☆☆)

立山黒部アルペンルート見所の一つ、みくりが池から望む立山連峰。中央右よりの窪地が一ノ越、右は浄土山、一ノ越から左の坂を登ったすぐのところが雄山(3,003m)になります。
室堂ターミナルへは、ケーブルカーや高原バスなどを乗り継いでのみ行けます。自家用車で訪れることはできません。富山県側からだと立山駅、長野県側からだと扇沢駅で自家用車を置いてゆくことになります。
詳しくは立山黒部アルペンルートのページを確認してください。
http://www.alpen-route.com/



別山尾根、剱御前から眺める剱岳(探訪難易度:★★★★★)

このシーンは別山尾根、剱御前から眺めた剱岳です。室堂ターミナルから雷鳥沢に降りて、別山尾根へと登ることで見ることができます。片道おおよそ3時間、登山経験あるかたにのみ探訪お勧めします。




・花の家モデル(探訪難易度:★★★★☆)

上市町のとても山深いところにある古民家がモデルです。
車で行けなくは無いのですが、とても道路事情が悪く、訪れることはお勧めできません。

管理されている方とお話ししたところ、写真掲載は自由との了解を得ましたが、詳しい場所についての公表は自治体等に確認して欲しいと言われました。

上市町役場企画課の方とお話する機会があったので聞いたところ、この建物までの道はとても観光向きでは無いとのこと。観光客が押し寄せてくると、身動きとれなくなるうえに、事故が起きる可能性が大きいため、詳細な紹介は遠慮して欲しいとの事でした。
もしこの記事を読まれた方が散策して見つけたとしても、明確な場所の表記は控えて頂きたいと思います。

(2012.08.06追記)
上市町企画班から、モデルとなった古民家の明示が行われました。ただし、車での来訪は遠慮していただき、大岩山日石寺付近で車を停めて徒歩で向かうか、タクシーで移動をお願いしています。日石寺から古民家まで徒歩だと約1時間かかります。そのためタクシーでの移動を推奨します。
上記地図には車を停めるのにお勧めの場所を追加しましたので、どうぞ参考にしてください。

(2012.08.29追記)
ニュース系サイト「駄文にゅうす」さんのサイトで、花の家モデルへ向かう際の時間や料金の目処を一覧にしてくれてますので、訪問予定の方はこちらのサイトを一読することをお勧めします。
・「おおかみこどもの雨と雪」の花の家のモデルとなった古民家へ行こうとする人達へ
http://ariel.s8.xrea.com/news/2012_08.htm#20120816


・山林モデル地(探訪難易度:★★★★★)

花の家モデルの古民家から城ヶ平山(茗荷谷山)への登山道、登山口から歩いて30分ほどの所にある杉林風景がモデルです。ただ、花の家モデル自体が山奥過ぎて公表を控えている場所なのに加えて、ここは登山靴や虫除けスプレーが必須。更に熊の糞が落ちてたので熊鈴と熊撃退スプレーもあった方が良いでしょう。
うっかりしてると通り過ぎます。登山道の分岐点まで行ってしまったら行き過ぎですので、5分ほど戻る事になります。

なお、城ヶ平山山頂から眺める剱岳の風景も、ラストシーンで使われた風景モデルですので、時間に余裕ある方は登頂目指すのも良いでしょう。この風景地からは片道小1時間程です。


・草原モデル地(探訪難易度:★★★★☆)

http://f.hatena.ne.jp/inoue1024/20120803210332
草原の中に1本の木がぽつんと立っている風景は、ここがモチーフかなと思います。上記登山道の途中にあり、登山口からは歩いて10分ほどのところです。



以上、自分が確認した舞台モデル情報になります。
おおかみこどもの雨と雪」作品の詳細については、下記公式サイトにて確認ください。
http://www.ookamikodomo.jp/index.html


映画を見て舞台を探訪したくなった方に、モデル地以外のお勧めの名所や風景地のエントリーも作りました。ぜひこちらもご覧ください。

上市町の名所・風景地
http://d.hatena.ne.jp/inoue1024/20120721


なお、東京方面のシーンで使われた舞台モデルの情報については、天狼星さんが早速探訪されました。どうぞ下記リンクからご確認ください。
http://tianlang2.s206.xrea.com/Ookami-kodomo.htm


るるぶ富山 立山 黒部 五箇山 白川郷’12?’13 (国内シリーズ)

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