今年の初夏も静かな山間の町に、賑やかだけど騒々しくない、厳かな祭りが開催されました。
(フルHDサイズ)http://twitpic.com/9hoi9e
城端を代表する初夏のお祭り。今回、前日の宵祭りは悪天候に見回れたようですが、翌日の本祭りは山々がクッキリ見えるくらいの美しい好天に恵まれ、最高の祭り日和となってました。
城端の曳山は、町のいろいろなところを時間かけて通ります。朝の9時ぐらいから始まり、夜の10時まで…いろいろなところで撮影を楽しむことができ、見応えがあります。この写真は曳山の通る道の中で一番狭い場所。屋根を折りたたんで通ります。
先のエントリーに書いたとおり、有志会の制作した城端の紹介冊子も無事発売され、好評だったようです。そして今年も、庵歌が有志会スペースの場で歌われ、艶やかな歌をじっくり聴くことができました。
休憩スペースには、アニメの舞台モデルとしての魅力を学術的に研究した論文や、今回発行した城端紹介冊子に使用したイラストの拡大印刷したものなどが張られ、落ち着いた雰囲気の中で共通の話題持つ方々と、ゆったり休憩しつつお話できました。毎回、このような場を用意していただけて本当に助かります。
さて、夜の曳山祭は、昼とはまた違った印象で見ることができます。
曳山をより鮮やかにする提灯が付くことで、幻想的な雰囲気がより一層強くなります。
(フルHDサイズ)http://twitpic.com/9hoipk
この日は満月、特に地球に最接近しているスーパームーンと言うことで、曳山を撮しながらも視界に入る月がとても印象的でした。
(フルHDサイズ)http://twitpic.com/9hojbu
祭りの最後は、じょうはな座前の道で曳山がぐるっとターンします。迫力有る勢いで回転すると、まわりの見物客から拍手が上がってました。
友人のkuma氏が同じ場所で、この瞬間をとても美しく撮影してたので、ぜひこちらの写真もご覧ください。
http://twitpic.com/9i1uyz
こうして長時間におよぶ祭りは終了となりました。静かになった町を見て、他の祭りでは味わえない名残惜しさを、ここではとても感じます。それだけ、引き込まれる祭りなのだと、自分では思ってます。
今回見る機会が無かった方は、ぜひ来年来訪を。半年後にはもう一つの大きなイベント、「むぎや祭」もあります。その日にあわせての来訪もおすすめします。