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閑乗寺公園に彫刻看板新設

 

田植えの時期、良い天気だと水田に夕日が反射して幻想的な風景を見ることができる富山県南砺市井波の閑乗寺(かんじょうじ)公園。この写真は2010年5月撮影。

 

今日は雨模様でしたが、遠くの山々が薄く浮いたように、水墨画のような雰囲気となっていました。

 

時々大粒の雨が降る中、この閑乗寺公園に新しい木工彫刻による案内看板が新設されました。

地元井波の伝統工芸、木工彫刻家のグループが制作、キジ科のヤマドリを描きながらも伝統工芸の枠を超えたポップな表現となっています。

 

この日は制作に携わった方々や、北日本新聞社の取材が設置を見守りました。

おおよそ2時間程かかり、無事お披露目となりました。車から見ると小さく感じますが、近づくとかなりの大きさ。一番大きい看板の重量は100kgを超えているとのこと。

今年は閑乗寺公園が開園して50周年ということもあり、今後記念イベントを行っていく予定で、そこに彩りを添える看板として登場しました。

設置された場所の下はツツジの花壇。これからツツジが咲いてゆくので、看板の前で記念写真すれば、より映える感じになりそうです。

 

以前、とやま観光推進機構がDiscover Toyamaキャンペーンとして制作したクリアファイルの写真に、閑乗寺公園からの風景を「砺波市の風景」と称して配布したことで地元の方から顰蹙買ってましたが、こうしてきちんと南砺市井波の公園であることをはっきりPRした看板ができたことで、間違えることは無くなる事でしょう。

 

閑乗寺公園はBBQやキャンプができる設備が整っており、昨今のキャンプブームに伴って利用者が急増しているとのこと。アニメ映画「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」や、TVアニメ「Another」の舞台モデルとしても使われており、ここからの風景は定評があります。そんな人気の公園、訪れた記念としてこの看板前での写真撮影が、ちょうど良いかもしれません。

なお、公園内には今回の看板制作した彫刻家グループによる鳥の彫刻もさりげなく点在しています。どこにあるかは明示されてないので、探してみるのも楽しそうです。

 

あと、同じ井波地域を代表するお寺、瑞泉寺では藤棚が見頃となっておりました。

雨天であったため白い藤は空に溶けてしまい、あまり良い撮れ方ができませんでしたが、青空の日に見るととても映えた雰囲気で見られそうです。

周囲にとても甘い香りが広がっておりました。もう1週間程が見頃では無いかと思います。