こっそり支援

富山県を中心に北陸をこっそり応援するブログ。

須山切石跡

・当記事で記載した場所については探訪を推奨しません。
・現地は危険箇所あります。もし探訪し事故や怪我などあったとしても自己責任です。当方は一切責任を負いません。
・現地探訪の際には住民の迷惑にならぬよう、マナーを守り散策してください。無遠慮で無責任な行動せぬよう気をつけてください。
・場合によっては法律により罰せられる可能性あります。

上市町の山奥、その穴はひっそりと口を開けてます。

林道沿いにある複数の穴。十年ほど前から存在は知っていたのですが、周辺に由来の紹介となるような案内はなく、長らく不明なままでした。最近、改めてtwitterで紹介したところ、詳細を知る方から「須山切石跡」との返答を頂く事ができました。お教え頂き感謝。

・城山歩吉さんによる須山切石跡の紹介記事
http://blog.goo.ne.jp/khm63/e/e8288a541b6a4ad5d55392483c3c9e9b



幕末から大正末期にかけて、主にカマドやコタツ等に使用する石を切り出し、製品加工して出荷されていたという場所の跡だそうです。

内部は割と広く奥行きあります。ただ、いくつかの洞窟は長い年月のためか崩落してきてます。


穴はもう一カ所有り、こちらは細かい砂石がひきつめられ比較的歩きやすい内部となってました。

壁面に彫られかけた、地蔵のような跡が気になります。

今は静かに鳥の鳴き声が響いて聞こえる洞窟…現役時代はどのような光景だったのか、きになります。

廃墟特有の明暗ある風景…個人的に好きな写真が撮れました。
今回、4Kムービーカメラでも撮影しました。BGMはつけてないので、静かに響く鳥の鳴き声とあわせて見て頂ければと思います。



なお、この洞窟は自治体などによる管理がされてません。崩落の危険は常にありますし、周辺に車を止めるスペースはありません。道も保水林管理用の林道なので切り立った崖沿いを通ります。さらに周辺一帯、携帯の電波も届いてません。
この記事を見て興味を持たれたとしても、観光気分で行くと間違いなく怪我するような場所ですので探訪は推奨しません。どうしても見に行かれるという方は自己責任でお願いします。